1,カードローンは金利が嵩みやすい
カードローンとは、担保や保証人不要で手軽にお金を借りることのできるサービスです。
審査はありますが誰にでも利用しやすく、利用限度額以内であれば何度も借りることが可能という便利な特徴があります。
また、借りたお金の利用目的を問われることもありません。
通常ローンと比べて自由度が高いカードローンですが、その分金利が嵩みやすい仕組みとなっています。
「リボ払い」という支払い方法はご存知でしょうか。
リボ払いは、毎月決められた少額を支払う返済方法です。
一見メリットしかないように見えますが、金利がとても高く、毎月少額しか返せないため返済が長引きやすいという裏があります。
「毎月3万円返しているのに、利息料ばかり取られて返済できそうにない」などという話を、一度は聞いたことがある方も多いでしょう。
これは、支払い方法にリボ払いを選択してしまうと陥りやすい罠です。
2,残高スライド方式とは?
カードローンの返済方法は、基本的に「リボ払い」になります。
リボ払いにもいくつかの種類がありますが、大半の金融会社では「残高スライド方式」を支払い方法に組み込んでいます。
一言で説明をすると、「借入残高によって返済金額が変動する方式」です。
手軽に借入が可能な分、デメリットもある仕組みとなっているので良く肝に銘じておきましょう。
使い方によっては頼もしい見方となるものですが、いい加減な使い方をすると痛い目にあうこともあります。
利用する前は規約や返済方法をよく読み、その他にもいくつかの注意点をチェックしておきましょう。
3,返済不可能な金額を借入しない
一番重要なのは、返済不可能な金額を借入しないことです。
手軽にお金を借りられるので忘れられがちですが、これはあくまで「借金」です。
返済するアテが無いのに軽い気持ちで無計画な借入をしてしまうと、その後の生活が返済で成り立たなくなるリスクがあります。
借りた金額に更に金利が加わることになるのも、忘れないようにしてください。
どうしても大金を借りる際は、事前にしっかりとした返済計画を立てるようにしましょう。
月々どの程度まで返済できるか、その間の生活は大丈夫か、返済完了までの期間はどの程度になるかをしっかりと計算してみてください。
この際に、ギャンブルでの収入など確実性の無いものは計算に含めないようにしましょう。
4,審査について
ローン申し込み時の審査で、嘘の情報を記載しないのも大切です。
確実に借りたいと思っている場合は嘘の内容を書いてしまいたいでしょうが、この時に記載する情報は特定信用情報機関に登録されることがあります。
もし嘘がばれてしまうと、個人の信用情報に傷が付いて後々困る事態になるかもしれません。
必ず本当の事だけを伝えるようにしましょう。
これが最後の注意点ですが、カードローンを利用していると他のローン審査に影響が出る可能性があるので、今後ローンを利用予定のある方は気をつけてください。
ローン審査では、「年収と返済金額の比率を算出して返済可能な人物か判断する」という方法は一般的なものです。
この時、審査会社によっては「カードローンの返済額」もローンの返済額に含めて審査を行います。
ここまでは仕方無いと思われるかもしれません。
5,返済額が限度額に設定される
問題は、「返済額が限度額に設定される」所です。
つまり、「実際に借りているお金が1万円でも、限度額が30万なら30万を返済額として計算される」という訳です。
もっと言ってしまうと、「借入金額が0でも、限度額として計算される」という恐ろしいケースもあります。
納得がいかないでしょうが、カードローンは手軽に借入が出来てしまうため、「限度額=借金」として見られてしまいます。
この問題は、ローンの返済を終えた後に解約をすることで回避できます。